なぜ?中性脂肪値は上がってしまうのか

中性脂肪の数値が高くなると、体にさまざまな変化をもたらします。 まずは血液がドロドロになり、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高まるということ。 また肥満による内臓脂肪の増加によるメタボリックシンドロームや症状が進むと、肝硬変や肝臓がんなどの危険もあります。

 

では、放っておくと危険な中性脂肪の原因はどのようなものなのでしょうか?

 

中性脂肪とは毎日の食事から体内にとり込まれるものです。 たまに生まれつき先天的な体質の人がいますがそれはごくわずかで、中性脂肪値の高い多くの人は、毎日の食事が関係しているようです。 現代人の生活習慣には、中性脂肪をため込みやすくする多くの原因因子がたくさんあります。

 

毎日の食事

中性脂肪に大きく関係する毎日の食事。バランス良く食べていますか? 野菜不足に陥っていませんか? 肉ばかり食べて、魚をあまり食べていないということはありませんか? 脂身の多い肉、高コレステロールの卵 、油を多く使った揚げ物など、限度を超え多くとり過ぎると中性脂肪を消費できずにため込んでしまいます。

 

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運動不足

車移動が多く、最近あまり歩いていないのではないですか? 適度な運動は、中性脂肪をため込まない体作りに最適で、肥満の予防にもなります。

 

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喫煙

喫煙は百害あって一利なし。 喫煙は血管の収縮をうながし、赤血球が酸素と結び付く邪魔をします。 その結果、ドロドロ血液になりさびついた体になってしまうのです。

 

アルコールの摂取

過多適度なアルコールは薬にもなりますが、過度な摂取は中性脂肪の消費を邪魔します。 中性脂肪は肝臓で作られますが、アルコールの摂取により肝機能の低下を招いてしまいます。

 

ストレス

中性脂肪とストレスは無関係のように思えますが、実はストレスも中性脂肪との関わりが深いと言えます。 人間はストレスを感じると、自律神経やホルモンのバランスが変化します。 その変化が、中性脂肪値を上昇させてしまう原因にもなるのです。

 

先天性のもの

食事は野菜中心、喫煙も飲酒もせず、規則正しい生活をしている。なのに、中性脂肪値がなぜか高いという人がいます。 そのような人は、生まれ持った先天性ものを疑った方がいいかもしれません。 家族にそのような人がいる場合、遺伝する確率も低くありません。家族歴を調べてみましょう。

 

このようなことが原因で、中性脂肪値が高くなります。 規則正しい生活とバランスの良い生活が、中性脂肪には大きく関係しているようです。

 

 

中性脂肪と悪玉コレステロールの関わり

中性脂肪は私達の体を作り動かすための重要なエネルギー源であり、コレステロールは細胞やホルモンなどを作る素になる成分。働きは違いますがどちらも同じ脂質であり、主に食事から摂取することは同じ。そのため、摂取過多になると消費しきれず体内に蓄積してしまいます。深い関係にあるこのふたつの成分はどのように絡み合っているのか見ていきましょう。

 

中性脂肪は食事から摂取する糖質や脂質、タンパク質などが体内で合成され誕生する脂質のひとつです。私達の体になくてはならない成分であり、体を動かす重要なエネルギー源となり働いています。私達の体は睡眠中でも絶えず活動しており、心臓や脳に送られるエネルギーは中性脂肪のおかげだとも言えます。ただし摂取し過ぎると消費しきれず、余分なものが体内の脂肪細胞へ蓄えられることになります。

 

コレステロールの働き

コレステロールも中性脂肪と同じく脂質の一種です。中性脂肪が活動するためのエネルギー源であるのに対し、コレステロールは体の細胞やホルモンをつくる際のサポートをします。コレステロールはもともと体内に存在しており、肝臓などで作られています。そのため、食事からの摂取が多すぎると過剰摂取になりやすく、注意しなければいけません。

 

中性脂肪とコレステロールの関係

中性脂肪とコレステロール。同じ脂質であれど働きの違うこのふたつの成分にはとても深い関係があります。中性脂肪の増加と悪玉(LDL)コレステロールの増加は比例することが分かっています。その原因は善玉(HDL)コレステロールにあると言われています。善玉コレステロールの役割りは血管内にこびりついてしまった悪玉コレステロールをはがし、血液をサラサラにすることにありますが、中性脂肪が増えると、この善玉コレステロールが減少してしまいます。そのため必然的に悪玉コレステロールも増加してしまうことになってしまうのです。